イタリア(ヴェネツィア・ローマ旅行記)  〜ROMAに込められたもの〜



ロンドンで友達のちゃんはな・みつきの2人と再会したあと
今度はみつきの留学先イタリアはヴェネツィアへ参上。



イタリアは
ヨーロッパを訪れた誰に聞いても
一番のオススメだと聞いていたので
個人的にかなり楽しみでした。



特にヴェネツィアは
よくテレビや雑誌などで見ていた
街に張り巡らされた水路に
ゴンドラが人々を運ぶ風景
その独特の雰囲気に永らく憧れていました。























 






期待を裏切らず
やはりヴェネツィアは
どこを切り取っても絵になる
素晴らしい街でした。








水辺のテラスで
ゆったりする人たちもまた趣あり。









仮面舞踏会も開かれるようで。
映画の中の世界と思っていましたが
ここに来ると現実味を帯びます。
一度見てみたいですね。





ヴェネツィアの中心
サン・マルコ広場。



サン・マルコ大聖堂。







夕暮れのヴェネツィアもまた
訪れた人々をうっとりさせてくれます。










































ここヴェネツィアでは
島時間のように
時間がすごくゆったりと流れています。


長期滞在するにも良い場所です。
街全体がオープンな雰囲気なので
ゆっくりでき かつ楽しめ
新婚旅行などにもオススメです。



いやはや
終始のほほーんとした
ヴェネツィア小旅行でした。


ちなみに
ヴェネツィアは上から見るとこうなっています。


全て人工的に作られた島です。
大量の丸太の杭を打ち込み
それを土台に建物を築いたそうです。
まさに人類の叡智を感じます。





名残惜しくも
ヴェネツィアを離れ
みつきとともに電車でローマへ。






この壁一枚を隔てて
右はイタリア
左はバチカン市国。



バチカン市国
カトリックの総本山だけに
さては厳重なチェックが待っているのかと思いきや
軽いセキュリティチェックだけで
パスポートチェックなどは一切ありません。


EU諸国同士の国境越えのように
買い物気分で入国できます。



朝イチでバチカン美術館の列に並んで入場。


中はかなり荘厳な雰囲気。


ここでは


ラオコーン像や




ラファエロ作 アテネの学堂
を見学することができます。


アテネの学堂は
高校の世界史の先生に詳しく説明してもらったので
実物を見て かなり おぉー!!ってなりました。
額に入れて飾ってあるようなものではなくて
ある一室の壁面一面に描かれています。


このバチカン美術館の
最も目玉というべき場所が
システィーナ礼拝堂です。


内部は撮影禁止だったので
写真はありませんが
ミケランジェロが描いた傑作
最後の審判を見学する事ができます。


システィーナ礼拝堂は
絵画たちと祈りの静寂に包まれた
まさに息を吞むほど美しい空間でした。



その後
サン・ピエトロ大聖堂へ。



ローマ教皇がお話をされている場所ですね。




サン・ピエトロとはイタリア語ですが
和訳すると聖ペテロ大聖堂。



イエス・キリストの弟子
ペテロがこの地で殉教し
彼の墓の上に建てられたのが
現在のサン・ピエトロ大聖堂です。



こちらが聖ペテロ。
英語名の一つ
ピーターという名前は彼から付けられたものです。
クリスチャンの方々の名前はこうしたキリストの弟子や
キリストの先祖の名前などに多く由来しているので
非常におもしろいです。
聖パウロの英語名はポール などなど。
調べれば調べるほどハマっていきます。






サン・ピエトロ大聖堂は
カトリック教会の総本山。
中南米・スペインとカトリック教会をいろいろと見てきて
その総本山についに来たという事実がまた
僕の感動をより深くさせます。












内部はさすがと言うべきほど
豪華な装飾にあふれています。



ここに入るにも1時間ほど並びました。
世界中から巡礼者が訪れる
「聖地」なのだということを実感します。




入り口を入って右に進むと
これもまたミケランジェロの傑作
『ピエタ像』を眺める事ができます。


ピエタとは
イエス・キリストと母マリアの聖母子像のうち
磔刑に処せられた後十字架から降ろされた
イエス・キリストの亡骸を抱くマリアをモチーフにするものです。


『深夜特急』の著者沢木耕太郎も
この像を前にしあまりの美しさに我を忘れた
という意味合いの言葉を綴っていたと記憶しています。



ミケランジェロの造形は
神のみぞなし得るというような
言葉にならない美しさを有しています。



トム・ハンクス主演の
『天使と悪魔』
という映画にはローマの名所を舞台に
様々なストーリーが繰り広げられます。
ローマを訪れる前に一度ぜひ。


その舞台にもなった名所をいくつかご紹介。



カステロ・サンタンジェロ。
(聖天使城)









パンテオン。




ナヴォーナ広場など。
もちろんサン・ピエトロ大聖堂も登場します。




ローマは本当にすごい街で
街のいたるところに名所があります。
しかもほとんど徒歩で観光できます。



トレビの泉。




後ろ向きにコインを投げ入れると
再びローマに戻って来ることができる
という言い伝えにより
わりとミーハーな僕はコインをちょりん。


ちなみに
2枚投げると大切な人と永遠に一緒にいられ
3枚投げると恋人や夫・妻と別れる事ができる
らしいですよ。
ローマへお越しの際にはぜひお試しあれ。






コロッセオ。
モロッコの記事に引き続き
僕が好きな映画『グラディエーター』の舞台でもあります。
2000年前ですよ。これ創られたの。
その頃日本は弥生時代です。
古代ローマ人のすさまじさを体感できます。




オードリー・ヘップバーン主演
『ローマの休日』の舞台
スペイン広場。




などなど
これだけでも十分なのに
この他にも世界史好きの人にはたまらないような
数々の名所がローマにはあります。






『ローマは一日にして成らず』






歴史の重みを感じる
本当に偉大な街です。







長くなりましたが
どうも最後までお付き合い
ありがとうございました。






お別れは
ローマの夜景集で。



コロッセオ


カステロ・サンタンジェロ



サン・ピエトロ大聖堂



トレビの泉




ローマの地図を眺めていたときに気付いた事が一つ。
『ROMA』 という表記を反対から読むと 『AMOR』


そう 
イタリア語の『ローマ』を反対から読むと
イタリア語の『愛』になるんです。



思えば『ROMANTIC』という言葉もローマから。



これをただの偶然と考えるか
名付けたローマ人の粋なセンスと考えるか・・・



そんなことも思いながら
どうぞローマという街を感じてください。



2013.7.7  Sri Lanka   Dambulla より  田畑智英

2 コメント:

匿名 さんのコメント...

先日、私もイタリアに行ってきたのですが、何の知識もなく行ったので、ちょっともったいなかったです。もっと色々知って行ったらいろんなところが色んな方向から見れたんですね。是非もう一度行きたいです。ありがとう。

Unknown さんのコメント...


コメントありがとうございます。

イタリア行かれたんですね。
その国 その場所の背景を知ってから訪れると
やはりより様々なことを感じられると思います。

といっても上辺だけの知識なので
僕ももっと深く知って
また行きたいと思います。


イタリアいいですよね☆

コメントを投稿